2015年7月29日水曜日

粉もん屋の楽しみとは何ぞや

わたし、歴女なんです。

いきなり、そう言われてもねぇ
おめぇはよー、粉もん屋じゃねぇのかよぉ

はい、今では、すっかり粉もん屋(お菓子とパンのお店ですがー)と
なっていますが、わたくし、根っからの歴史好き女、今流行りの言い方をすれば、
歴女なんですよね(←だから、なんだ?)
まぁ、ちょっと話させてくださいな。

小学校中学年に夢中になった本は、漫画・世界史人物辞典と、水木しげるの妖怪本。
妖怪本は、今は無き、大村浜屋(長崎では有名なデパートなんですよ)の本屋で、
頻繁に立ち読みしていた記憶があります。
世界各地の妖怪とか、喜んで読んでいました(-_-;)

はい!本題の、その人物事典は、ページが外れるまで読むほどでして。
当時、小学生女子の私に何がそうさせていたのか・・・なぞです。
もっと、女子らしいかわいらしいものがあっただろうに。
(あ、消しゴムや折り紙は集めてたな。ふふふ。)
そんな幼少期が地盤にありつつの、中学2年生のとある日、
NHKスペシャル『世界4大文明』のエジプト編を見てからは、エジプトにハマりました。
その日からの将来の夢は「エジプト考古学者」。単純ですねー
それも、大学1年までは・・・・ですが。
 

んで、なんだかんだで、大学を中退してから、その夢はすっかり鳴りを潜めていたのですが、
生来の歴史好きは健在でして、お店を始めてからこの3年は、仕事を終えて、ごろっと寝っ転がり、
「あー、やっと仕事が終わったよ。やれやれ。」と思いつつ、ぽちっとつけたテレビが歴史番組だと、一番リラックスするという形(なり)に。
(ここ、声を潜めて読んでください)「いや待てよ・・・妙齢を過ぎた女子がこれでいいのか」という
いささかの不安もありますが、これが真実なのだから仕方ない。
よし、ここは潔く、真実を受け入れるとしましょう!


最近、深く感にいったのが、
NHK BSの「英雄たちの選択ー黒船で世界を目指せ!維新の原点 吉田松陰の決断」の回。
内容自体もそうなのですが、一番ぐいっときたのが、番組司会者の歴史学者・磯田道史氏の言葉。
(記憶違いの箇所もあるかと思いますが)
「松陰の生き様を見ていると、自分が一生懸命に生きているのかと問わずにはいられない。
もっと、松陰のように、真剣に懸命に生きたら、もっと、ことを成し遂げることができるのではないか」的なことを、目に涙を浮かべて(いるように私には見えた!)話されいる様子を見て、
「あー、歴史学者はこんなに繊細なんだ。逆に、繊細じゃないとある意味、歴史を深くとらえることができないのかな」と思いました。そして、それを見て以来、磯田先生のファンになってしまいました。単純な女(2回目)

こないだも、『Switchインタビュー達人たち』という番組で
磯田先生がさかなクンと出てたので、ついつい、見ちゃいましたよー
(実は、さかなクンも好きだったりする・・・でも、途中で寝てしまった。ふがー!)
先生の言葉遣いと、素直な反応がいいですね~ 好感が持てます(ってあんた何様的な)。

という具合で、
今回は、粉もん屋の私の違う一面をご紹介させていただきました。

実は、4月の初旬、桜の花が散り終わろうという残念な頃、
現在放送中の大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台、山口県の萩に行ってきたのですが、
もう一度、行きたいなと密かに思う歴女な私。
萩城跡の外堀に吹き込む海風の爽やかさ、外堀の壁色と海の色のコントラスト、
整然と積み重なった武家屋敷の石垣の巧みさ・・・
かつてこの町に生きたあの人たちも、こんなこと思ったりしたのかな。
4月はゆっくり歩いて回ることができなかったので、次回は、歩いて回りたいなぁ。
秋なんか、いいよなぁ。
(歩いて回るのは大変そうでもあるので、自転車でもいいけどね)

こんな歴女と、どなたかご一緒しませんか?

こちら、4月の萩旅行で購入したデフォルメ版松陰手ぬぐい。
まさか、松陰さんも、こんなに可愛くなるとは思いもしなかったでしょうね(笑)


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